エルゴヒューマンプロを購入すると決めたとき、一番迷うのがオットマン付きモデルにするのかどうか?だと思います。
オットマンがついていれば、ちょっと一休みしたいときにリクライニングを倒すのとあわせることで、ワンランク上の休憩をとることができるのは想像に難くないです。
オットマン付きモデルとそうでないモデルの差は約1万円。決して安くはない金額ですし、しかもオットマンだけを後から取り付けることはできません。よって可能な限り検討を行って、買ってから後悔するという事態を避けたいものです。
かくいう私も2021年2月にエルゴヒューマンプロの購入を検討していました。最終的にはオットマン付きモデルを購入したのですが、同じようにどちらのモデルにするべきか悩みました。
私の場合はエルゴヒューマン自体の座り心地を確認してから購入を決意しました。エルゴヒューマンの公式サイトに取扱店が挙げられているので、最寄りのお店をチェックしてぜひ一度試してみるのが良いと思います。チェーンのお店だと島忠がメジャーですね。
それでは改めまして、今回は実際に1年以上使ってきた経験を踏まえ、オットマンは不要だという結論に至った理由を3つご紹介します。私個人の感想とはなりますが、1ユーザーの意見として参考にしてもらえると幸いです。
3つの理由
- オットマンの足の位置が微妙
- オットマンを出すのにひと手間かかる
- ソファがあるのでそもそもあまり使わない
1.オットマンの足の位置が微妙
オットマンを使い始めて最初の数回は、新鮮さもあり特に不満もなく使用できていたのですが、徐々に気になるポイントが分かりはじめてきました。
オットマンを出してリラックスする姿勢を取ると、オットマンの面の部分(メッシュになっている部分)がふくらはぎにあたります。そうすると足首から先が固定されず、ブラリと浮いた状態になります。
このような状態になると、足首が支えられていないのでバランスが悪くなり、思ったほどリラックスできない姿勢になります。このせいもあってオットマンを使う頻度が減ってきています。
筆者の身長は170cm後半ですが、おそらく身長170cm以上の方だともれなくオットマンがふくらはぎの位置にくると思います。身長が160cm前後の方であれば、オットマンが足首の位置にきてリラックスしやすい姿勢になると思います。
女性の平均身長が160cmくらいなので、男性より女性の方がオットマンはフィットすると思います。
2.オットマンを出すのにひと手間かかる
エルゴヒューマンプロのオットマンは、普段使用しない時は座面の下に折り畳んで格納できるようになっており、見た目を損なわない作りとなっています。
その見た目の良さと引き替えに、オットマンを使う時はどうしても手間が増えてしまいます。
具体的には、オットマンを使う時は
・座面前方にあるつまみを回してオットマンを手前に出す
・角度を調節する
・折り畳まれているオットマンを開く
といったステップが必要です。
同様に、オットマンを折り畳む時も上記と同様の手間がかかってしまいます。
私は自宅でのテレワーク用チェアとしてエルゴヒューマンプロを購入しました。なのでオットマンを利用するシチュエーションとしては、仕事が一段落して一息つきたい時です。
このように頭が疲れている時は、極力手間をかけずにリラックスしたいと思うのが人間の性だと思っています。そうなると後述の理由にも繋がりますが、出し入れがメンドくさいオットマンで休むより、ソファやベッドで少し横になる選択肢を選んでしまうというわけです。
3.ソファがあるのでそもそもあまり使わない
そもそも論になりますが、エルゴヒューマンを導入しようとしている部屋に休憩できる場所が既にあるか?は判断基準の1つとして結構重要な要素となると考えています。
というのも、理由の1や2に挙げたようにどうしても出し入れに手間がかかることや、足回りの快適さがいまいちなことを加味すると、他に休める場所があるとそっちで休憩しようとなってしまうわけです。私の場合は同じ部屋の中にソファがあるので、休憩の時にはそっちで休もうとなりがちです。
部屋の中に休める場所がなかったり、その場から動かずに小休憩したりする分には良いのですが、そうでない場合は私のようにオットマンを使う頻度が減ってしまうと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。オットマンの要否に関する記事を書いていて、今振り返るとオットマンはなくても良かったなと思います。購入前に時を戻せるのであれば、おそらくないモデルを購入するでしょう。
とはいってもエルゴヒューマン自体は文句のつけようがないくらい満足しており、個人的な2021年のベストバイでした。
特筆すべきは、腰をサポートする独立式のランバーサポートです。もう抜群に良いです。ランバーサポートの部分がサスペンションのようになっていて腰の部分をしっかり受け止めてくれます。以前の1万円台のチェアだと1時間くらい座っているとすぐ腰が痛くなっていたのですが、エルゴヒューマンに乗り換えてからは一度たりとも腰が痛くなっていません。
コストパフォーマンスの観点で考えると、エルゴヒューマンはいわゆる高級オフィスチェア購入の初手としては最適解なのではないかと思います。約10万円で買えるので、ボーナス等のお金が入るタイミングで無理なく購入できるのではないかと思います。
高級オフィスチェア沼にハマってしまうと、より高価格帯のオカムラやハーマンミラーに手を出してしまうんですかね。。アンダー20万となると一社会人の身としてはちょっと気が引けてしまいますが、一度は使ってみたいです。