じっちゃま銘柄は儲かるのか?2021年の投資パフォーマンスを検証

拡大鏡と経済レポート
この記事で分かること
  • じっちゃま銘柄の一覧
  • じっちゃま銘柄の2021年パフォーマンス

みなさまは「じっちゃま (広瀬隆雄)」という方をご存知でしょうか?

米国株の個人投資家の中では有名な方で、豊富な知識を基に様々な投資メディアの記事執筆やセミナー講師を手がけています。

一方、同氏は「フロリダ」という名称(主にtwitter)でも呼ばれており、しばしば否定的なtweetも散見されます。

かくいう私もyoutubeでじっちゃまの存在を知り、米国株投資を始めた当初はじっちゃまの動画や記事を見漁っていました。

ただ2022年に入って、同氏はyoutubeをやめて活動の場を「おむすびチャンネル」に移行すると発言しており、今後は入手できる情報が限られてくることが予想されます。

一部では否定的な声も見受けられますが、確かな知見を持っていることは事実です。

特にロシアがウクライナへ侵攻開始した日(2022年2月24日)の相場読みtweetはドンピシャで的中させていました。

今後自身も含め、個人投資家がじっちゃまの発信する情報をどう活用していくのがベストか、いくつかの検証を通して答えを導き出していきたいと思います。

目次

【検証①】じっちゃま銘柄イナゴ投資法 ~トウシル編~

それでは早速検証に入っていきます。まずは初回ということで、投資にあたって一番手のかからない方法で検証します。

その名もじっちゃま銘柄イナゴ投資法

名前の通り、紹介された銘柄を買ってそのまま年末まで放置します。自分で銘柄の検証はせず、ただただじっちゃまの紹介した銘柄を買ってガチホするとどうなるのか。

意外とこういった検証が出てこなかったのでこれを機にやってみます。

検証ルールはこちら。

検証ルール
  1. トウシルの記事で紹介された銘柄を全銘柄買付け
  2. 銘柄購入のタイミングは、記事が出た翌営業日
  3. 買付けた銘柄は、途中で売買せず年末まで保持
  4. 12/31時点の終値でパフォーマンスを算出
  5. 主要インデックス指数と比較

①トウシルの記事で紹介された銘柄を全銘柄買付け

楽天証券の投資情報メディアであるトウシルにてじっちゃまが記事を連載されています。その内、テーマが「わかりやすいグローバル投資レポート」で紹介されている記事を今回の検証対象とします。

なお、記事は「テンバガー発掘3つの鉄則:2021年10倍高期待米国株15選」(2020/12/4) ~ 「年末期限前に米株でNISA枠を使い切る!一般NISAにふさわしい5銘柄」(2021/12/3) までの計9記事を対象としました。

②銘柄購入のタイミングは、記事が出た翌営業日

本業の傍らで投資を行っている個人投資家にとって、記事が出た当日に買い付けることはあまり現実的でないと思います。

よって今回は記事が出た翌営業日に買付けることとし、その日の終値をパフォーマンス比較の基準とします。

③買付けた銘柄は、途中で売買せず年末まで保持

今回は検証のため、2021年末まで売らずに持ち続けるルールとします。じっちゃまは配信中で視聴者からの質問があった際に個別銘柄の売買タイミングを答えることもありますが、全ての銘柄について答えているわけではないです。

専業でない個人投資家がまめに配信をチェックすることも難しいので、この検証結果が良くなければ、売るタイミングは自身で判断する必要がありそうです。

また記事の中で同一銘柄が複数回紹介されたときは、最初の1回目のみ購入することとします。

④12/31時点の終値でパフォーマンスを算出

2020年の12月からちょうど1年後の2021年12月31日時点の終値をパフォーマンス比較の基準とします。つまり、

2021/12/31の終値 ÷ 買付け日の終値

の式で増減率を算出します。今回は為替を考慮していません。

値はTrading Viewから取得しました。

⑤主要インデックス指数と比較

最終的な評価として、主要インデックス指数に連動したETFの2021年パフォーマンスと比較します。

具体的には、全米株式をカバーしているETFの「VTI」とS&P500に連動しているETFの「VOO」を比較対象とします。

算出期間は、2021年1月4日終値から2021年12月31日終値です。

検証結果

各銘柄のパフォーマンス

各銘柄のパフォーマンスをまとめた結果が以下の表です。対象銘柄数は51で、「増減率」が買付けからどれくらい増減したかを表しています。

51銘柄中、上がった銘柄数は17、下がった銘柄数は34でした。およそ2/3の銘柄が買付時より下がっていますね。。

スクロールできます
No掲載日ティッカー買付日買付日
の終値
終値
(21/12/31)
増減率
120201204TEAM20201207227.76381.2967%
220201204OKTA20201207246.05224.17-9%
320201204TTD2020120791.2691.640%
420201204TWLO20201207309.29263.34-15%
520201204MDB20201207280.46529.3589%
620201204DOCU20201207232.52152.31-34%
720201204VEEV20201207267.72255.48-5%
820201204ZM20201207407.85183.91-55%
920201204CRWD20201207170.72204.7520%
1020201204COUP20201207323.94158.05-51%
1120201204SNOW20201207388.96338.75-13%
1220201204U20201207155.71142.99-8%
1320201204GDRX2020120737.8932.68-14%
1420201204RPRX2020120742.0739.85-5%
1520201204PLTR2020120728.9418.21-37%
1620210312AFRM2021031581.35100.5624%
1720210312APPS2021031584.2660.99-28%
1820210312ROKU20210315362.92228.2-37%
1920210326PLAY2021032946.8238.4-18%
2020210326CWH2021032933.1739.5919%
2120210326JOE2021032942.1151.9623%
2220210326MGM2021032939.2744.8814%
2320210326PII20210329130.47109.32-16%
2420210726ALK2021072759.3252.1-12%
2520210726AAL2021072721.4617.96-16%
2620210726DAL2021072740.9639.08-5%
2720210726LUV2021072751.1542.84-16%
2820210726UAL2021072748.6543.78-10%
2920210825DOCS2021082680.2650.13-38%
3020210825MNDY20210826359.64308.72-14%
3120210825LZ2021082634.8416.07-54%
3220210910LULU20210913425.12391.45-8%
3320210910CURV2021091319.969.88-51%
3420210910OXM2021091390.2101.0712%
3520210910RH20210913700.95535.94-24%
3620210910WSM20210913176.54168.32-5%
3720211008EQT2021101119.7921.6810%
3820211008SWN202110115.064.66-8%
3920211008AR2021101119.8217.5-12%
4020211008PXD20211011186.04178.84-4%
4120211008FANG20211011109.77107.38-2%
4220211105MAR20211108168.39165.24-2%
4320211105H2021110890.8395.96%
4420211105HLT20211108151.17155.993%
4520211105CHH20211108151.27155.753%
4620211105WH2021110884.5589.326%
4720211203FB20211206317.87336.356%
4820211203AAPL20211206165.11177.347%
4920211203MSFT20211206325.52335.633%
5020211203NVDA20211206300.32294.06-2%
5120211203QCOM20211206174.72182.114%

全銘柄の平均パフォーマンス

全銘柄の平均パフォーマンスは… -6%!

紹介された銘柄はハイグロ株が多かったので、年末にかけての下落の影響を大きく受けた結果となりました。

※株単価が異なるので全て1株ずつ買った時のパフォーマンスとは異なりますが、便宜上同じ価格分購入した場合のパフォーマンスとしています

主要インデックス指数との比較

  • じっちゃま銘柄… -6%
  • VTI… 27%
  • VOO… 31%

…2021年はインデックスが強すぎましたね。ハイグロ株も第二四半期までは好調だったのですが、年末にかけて大きくやられてしまいました。

もちろんじっちゃまも配信の中でハイグロを手放す発言を何度もされていたので、そのタイミングで売り抜けた人は儲けることができたのではないでしょうか。

まとめ

  • じっちゃま銘柄の2021年における平均パフォーマンスは-6%
  • 上記はあくまで何も考えずに年末までホールドし続けた結果
  • 推奨されていたからといって、安易に買うのは危険
  • 売りのタイミングも考えてインする必要がある

いかがだったでしょうか。

検証してみた感想として、じっちゃまの配信を定期的にみれる人であれば、売りのタイミングも追随することでリターンを得ることができるのではないかと思います。(ここも検証の余地がありますが)

一方で、買ったままほったらかしにしてしまう人や売りのタイミングが明言されなかった銘柄については注意が必要かと考えます。

この記事が投資を行う際の一助になれば幸いです。

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このサイトを運営している人

4大生保勤務です。
リテールを経て、現在はIT部門。
2021年から米国株投資を開始しました。
本業の保険や機械学習、投資について発信していきます。

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